LOGINユウマの腕の中で、彼女の身体は、彼への警戒心から、彼を求める気持ちへと、徐々に変化していく。教室という密室で、ユウマの新たな支配が、静かに始まろうとしていた。
アヤを抱きしめたまま、ユウマは彼女の耳元で甘く囁いた。
「あーやーちゃん」
その甘い響きに、アヤの身体はびくりと跳ねる。彼女は、ユウマの腕の中で、戸惑いと期待の入り交じった表情で振り返った。
「え? ん? なに?」
ユウマは、彼女の反応を見て、楽しげに笑う。
「んふふ……♪ 呼んでみただけだよ」
その言葉に、アヤの頬がさらに赤く染まった。彼女は、ユウマの胸に顔を埋め、小さな声で呟く。
「な、なんだよ……恋人みたいなことすんなよ……はずかしいって……」
その声は、恥ずかしさに満ちている一方で、どこか嬉しそうにも聞こえた。彼女の身体は、ユウマの腕の中に、心地よさそうに収まっている。
ユウマは、そんな彼女の様子を愛おしそうに見つめ、その細い髪を優しく撫でた。
「あれ? 思ったより胸大きいね?」
「ひゃっ。ば、ばかっ。勝手に触んなって言ってるだろー」
「仲良くなったと思ったのになー。嫌ならいいやー……俺帰るわ」
「ちょ、待ってってば……イヤなんて言ってないよ!? 勝手に触るなって言っただけだし。ねぇ……座らない?」
アヤを抱きしめたまま、ユウマは彼女の身体を撫でる。その手が、彼女の柔らかな胸に触れた瞬間、ユウマは意地の悪い笑みを浮かべた。
「あれ? やっぱり、思ったより胸大きいね?」
その言葉に、アヤの身体は大きく跳ねる。彼女は、顔を真っ赤に染め、恥ずかしさからユウマの胸を叩いた。
「ひゃっ。も、もぉ……勝手に触んなって……言ったぁ……」
ユウマは、その言葉にわざとらしく肩をすくめる。
「まあ、嫌ならいいやー……やっぱり俺、帰るわ。嫌われてそうだしさ」
ユウマが、アヤから身体を離そうとした瞬間、アヤは焦ったように彼の腕を掴んだ。
「はっ!? わっ、ちょ、待ってってば……イヤなんて言ってないよっ!? ね? 勝手に触るなって言っただけだしぃ……。どうせならさぁ……ゆっくり話そ? ね?」
アヤの声は、震えていた。彼女は、ユウマに帰られてしまうことが、何よりも怖かった。ユウマの甘い言葉と、彼の腕の中にいる心地よさが、彼女の心を完全に絡め取っていた。彼女は、ユウマの気を惹こうと、必死に言葉を紡ぐ。その姿は、まるでユウマの愛情を求める子犬のようだった。
ユウマは、アヤの手を優しく握りながら、意地悪な笑みを浮かべた。
「えぇ……。ねぇ……でも、アヤちゃんって、彼氏いるんだよね? 待ってるんじゃないの?」
その言葉に、アヤの表情が凍りつく。彼女は、動揺を隠せないまま、言葉を濁した。
「え? あぁ……う、うん。まあ……待ってる……かも……」
ユウマは、彼女の反応を愉しみながら、さらに追い打ちをかける。
「キスとかしちゃってるの?」
その問いに、アヤは顔を真っ赤にさせ、俯いて答えた。
「ま、まあ……付き合ってれば……キスくらいするでしょ……?」
アヤの答えを聞いたユウマは、急に興味を失ったように、露骨に嫌そうな顔をした。
「えぇぇ……そっかぁ……人が手を付けたのは、ちょっとイヤだなぁ」
その言葉は、アヤの心に深く突き刺さった。彼女は、ユウマの態度が急変したことに驚き、必死に彼の気を惹こうと弁解を始める。
「え? ええ? そ、そんなこと言われてもぉ……あ、でも、キスだけだよ! エッチもしてないし……胸だって……ユウマくんが初めて触ったの!」
アヤは、必死にアピールを繰り返す。その瞳には、ユウマに嫌われたくないという切ない願いが浮かんでいた。彼女の心は、もう完全にユウマの支配下にあった。
ユウマは、アヤの言葉に、心底呆れたように大きなため息をついた。
「触ったとキスは違うでしょー!」
彼はそう言い放つと、もうアヤに興味はないとでも言うかのように、踵を返して教室を出て行こうと歩き出した。
「……遅いかもしれないけど……もう、キスはしないからさぁ……ね、許して? ねぇ……ごめんね……?」
アヤは、ユウマの背中に向かって、必死に謝罪の言葉を並べた。ユウマが自分から離れていくことに、彼女は耐えられなかった。
「え? 好きにすれば? べつに……付き合ってる訳じゃないしさー好みだって言っただけだよ、俺」
ユウマは、彼女の言葉を軽くあしらう。その冷たい声に、アヤの心臓は締め付けられるような痛みを覚えた。
「もぉ、ごめんってば……」
アヤは、ユウマの背中に飛びつき、彼の腕に必死に抱きつく。教室から出さないように、彼の行く手を阻むように。その姿は、まるで浮気がバレて彼氏に必死に許しを請う彼女のようだった。彼女の瞳には、ユウマに嫌われたくないという恐怖と、彼を繋ぎ止めたいという切ない願いが溢れていた。
ユウマの背中にしがみついたアヤは、彼を引き留めるために、なりふり構わず言葉を紡いだ。
「……お、おっぱい……さ、触っても良いからさぁ……ね? さっき、興味持ってたよね? 男子って好きだよねぇ? ユウマくんも……好き……だよね? 好きに……触っても良いから……」
その言葉は、まるで自分を売り込むかのように必死だった。
リンの足は、ただ引きずられるだけで、廊下を擦る鈍い音が、彼女自身の耳にだけ届いていた。ユウマは感情のかけらもない目で前を見据え、まるで操り人形を運ぶかのように、彼女を教室へと引きずっていった。 リンを教室へ引きずり込むと、ユウマは扉を背に立ち、一言尋ねた。「お前の好きなやつって誰だ?」 ユウマの問いに、リンは怯えながらもすぐに作り笑顔を浮かべた。「い、いないわよ。このクラスじゃないもの……」 その言葉とは裏腹に、リンの目は辺りを見回し、ある一人の男子生徒にチラッと視線を向けたことをユウマは見逃さなかった。その視線が向けられた先の男子生徒が、彼女を見ていることを確認して、リンはホッとしているような感情を読み取った。ユウマは、そのホッとした感情の先にいる男子が、リンの好きな人物だと確信した。 ユウマは、その男子生徒を見つめながら、冷たい声で言葉を続けた。「お前、頭は良いのに……見た目が良くて、お前と同じような部類の奴が好きなんだな? 同じ部類同士引き合うのか? あいつも外見だけだぞ? 仮面をかぶり良い人を演じてる部類だぞ?」 ユウマの言葉に、リンは激しく動揺した。「このクラスには、いないって言ってるでしょ……違うわよリクくんじゃないわよ……」 ユウマはリンの言葉に、嘲笑うかのように口角を上げた。「俺、名前まで入ってないんだけど? ま、リクというヤツではないのか。そっか……このクラスの中にはいないんだな……そりゃ残念だ」 ユウマはそう言って、リンから視線を外した。リンは、ユウマの言葉の裏にある冷酷な意図に、再び恐怖を感じ始めていた。 ユウマは、リンの動揺を見て、一人で楽しむように満足げな笑みを浮かべた。そして、彼女の腕を掴むと、教室の中央を堂々と歩いていく。ユウマが向かったのは、リクが座っている席の隣だった。「あー悪いな。この席使うんだわ……お前の席は
ユウマは、リンの虚ろな瞳の奥に潜む冷たさを見抜いていた。これ以上、無意味な言葉を交わすのは無駄だと判断し、彼女の瞳を見つめ、黙らせた。「お前、陰で人気取りのためか? いろんな男と関係を持ってるな? 楽しかったか? 気持ち良かったか?」 ユウマが問いかけると、リンは言葉を失った。ユウマは、彼女の表面的な表情の裏にある感情を読み取ろうとした。すると、リンの心から湧き出てくる感情は、ユウマの想像を遥かに超えた、複雑な物だった。 リンの複雑な感情を感じ取ったユウマは、さらに冷たい目を向けた。「そうか、まあ……それは自業自得だろ。良い子ちゃんぶって、むやみに可愛く接していれば、勘違いする男子も増えるだろ。その中には、おかしなやつも混ざってくるだろうな」 ユウマの言葉に、リンは激しく首を振った。その目は、言葉にならない反論と、どうしようもない悔しさで潤んでいた。「なんだ?」 ユウマが問いかけると、リンは震える声で言葉を絞り出した。「……人に好かれて、人気を得ようとしていただけよ。男の人と関係をもちたかった訳じゃないし、そんなの求めてないわ! それに空き教室に連れ込まれて無理やり……されたの1度だけよ。これ、求めてるにはいるの?」 リンの目を見つめ、彼女から発せられる感情を読み取ると、ウソを言っているようには感じられなかった。なぜ自分はリンに惹かれず、憎悪が湧き出てくるのか……ユウマは冷静に分析した。惹かれないのは、初めてが失われているからだ。そして、憎悪が湧き出すのは、彼女が人を騙して喜んでいるという一点に尽きる。ユウマは、リンの虚ろな心から目を離すことができなかった。 リンの告白に耳を傾けたユウマは、さらに核心を突く言葉を投げかけた。リンの複雑な感情の裏に潜む、彼女の巧妙な策略を見抜いていたのだ。「お前、そうやって同情を引こうとしているが……シオリを利用したな? それに他のヤツも使ってヒナに嫌がらせをしてただろ?」 ユウマの冷たい声が響く。リ
ユウマは、ルナの足首を掴んだまま、ゆっくりと体を合わせる。熱を帯びた肌と肌が触れ合った瞬間、ルナは「ひぁっ……」と甘く短い悲鳴を上げた。ユウマの息子が、ルナの柔らかな内側へとゆっくりと、しかし確実に、熱を帯びたまま入っていく。その感触に、ルナは目を丸くし、体がびくっと震えた。ユウマが腰を動かすたびに、ルナは「んんっ……あっ、はぁ……」という甘く切ない喘ぎが漏れ、乱れたカチューシャから覗く顔は、快楽に蕩けそうに潤んでいた。 ユウマがさらに深く、そして強く腰を動かすたびに、ルナの喘ぎは「ぁあああ……」と悲鳴に似た嬌声へと変わっていった。その声に、ユウマは満足そうに微笑む。ルナはユウマの背中に必死に爪を立て、メイド服を握りしめ、まるで溺れているかのようにユウマに縋りついた。メイドという役割を忘れ、ただひたすらに快楽に溺れるルナの姿に、ユウマは優越感を覚えた。 「ユウマさま……ひゃぁ……だめぇ……もう……だめぇ……」 ルナの懇願するような声は、快感の極致に達していることを示していた。彼女はユウマの腕の中で何度も絶頂を迎え、そのたびに白いメイド服が汗で濡れていく。 翌日、学校に登校したユウマは、男子生徒たちが話している噂を耳にした。どうやら、この学校にはスクールカーストというものが存在し、女子生徒の人気ランキングがあるらしい。その話を聞いたユウマは、面白そうだと感じてしまった。 意外なことに、そのランキングではシオリが二位、アヤが三位にランクインしていた。ヒナはというと、意外にも中間層に位置していた。ヒナが中間にいることは特に気にならなかったが、ユウマの興味を惹いたのは一位の存在だった。 「一体、誰なんだ?」 ユウマが気になって調べてみると、一位の女子生徒は「リン」という名前らしい。リンは、勉強ができて優しく、男女ともに人気があるが、特に男子から絶大な人気を誇っているという。今までユウマが彼女に反応
ユウマの手は、アヤの太ももをゆっくりと撫で始めた。指先で柔らかい肌の感触を確かめるように、少しずつ太ももの内側へと進んでいく。アヤの息がわずかに上がり、その体がびくっと震えた。ルナが隣にいるにもかかわらず、アヤは嫌がるどころか、ユウマの愛撫に身を委ねた。彼女の口からは「んぅ……ふぅ……」という甘い吐息と喘ぎが同時に漏れた。 ユウマは太ももに顔を埋めたまま、楽しそうにルナに声をかけた。「ルナも来なよ? 俺を襲っちゃって良いよ? 甘えてきても良いし」 ユウマの予想外の言葉に、ルナは目を丸くした。一瞬、戸惑いの表情を浮かべたが、すぐに期待に満ちた瞳でユウマを見つめ返した。「え? ほんとですかぁ?」 アヤはユウマの言葉に顔をしかめ、ルナの嬉しそうな声に不満げな吐息を漏らした。「むぅぅ。いいわよぅ……」 アヤはしぶしぶ許可をした。彼女の表情には、ユウマを独り占めしたかったという気持ちと、ユウマの言うことには逆らえないという葛藤が滲み出ていた。 ユウマの太ももへの愛撫は、次第に熱を帯びていった。太ももの付け根へと指先を滑らせながら、ユウマはアヤのショートパンツの際に顔を埋めた。アヤの白い肌と柔らかい布の境界線に、ユウマの熱い吐息がかかる。そして、その際を這うように、舌先でそっと撫で始めた。 「んっ……やぁ……」 アヤの口から、羞恥と快感の混じった甘い声が漏れる。ユウマの唇が太ももから、さらに奥へと進んでいく。その様子をルナはベッドの端から静かに見つめていたが、意を決したようにユウマの隣に移動した。そして、慎重にユウマの腰に手を伸ばすと、制服のズボンに優しく指をかけた。 アヤへの愛撫を止めずにいたユウマは、ルナの行動に気づくと、わずかに体を震わせた。ルナはユウマの反応を見て、嬉しそうに微笑んだ。その顔は、ユウマへの独占欲と、アヤの隣で密かに進める行為への興奮で火照っていた。ルナの小さな手が、ジッパーを下ろし、ゆっくりとユウマの熱い息子をズボンから解き放つ。
ユウマの膝の上で、ルナは震えながらもスマホを耳に当てた。そして、電話の向こうの相手に、はっきりと告げた。「あ、あの……わたし、ルナ。え? あ、うん。知ってるけどさ、急用なの!少しはさ、話聞いて!わたし、別れるから!バイバイ!」 ルナの言葉に、電話の向こうから、何かを怒鳴るような声が聞こえてくる。ユウマの膝の上で、ルナは体を震わせながらも、言葉を続けた。「なんでって……嫌いになったの!それが理由だよっ!ふんっ」 彼女は電話を切ると、深く息を吐いた。それは演技ではなかった。実際に彼氏に電話をかけ、別れを告げたのだ。ユウマの耳にも、電話の向こうから聞こえてくる、彼氏の怒鳴り声や「待ってくれ」という切ない声が届いていた。 先ほどまでのムスッとした表情は消え失せ、ルナの顔は甘えた表情へと変わっていた。体の力も抜けて、完全にユウマに身を預けている。「あははぁ……わたし、別れちゃったぁ……褒めてくれないの?」 ルナがそう言うと、ユウマは呆れたように返した。「褒めてるけどな……さっきから頭を撫でてるよ?」 ユウマの言葉に、ルナは不満そうな顔をした。 ユウマの膝の上で、ルナはさらに甘えた声を出し、ねだった。「もっと……こう……エッチなやつが良いんだけど……」 ルナがそうねだるのは、ユウマが原因だった。初めての絶頂の快感を与え、彼女の心のスイッチを入れたのはユウマだった。初めての行為も、初めての快感も、すべてユウマがもたらしたものだった。ルナはもう、他の男に見向きもできないほど、ユウマに夢中になっていた。 ユウマはルナの頭を優しく撫でながら、意地悪そうに言った。「さっき自分で仕事中で……って言ってたよね?」 ルナはユウマの膝の上で、顔を赤くしながらも、必死にねだった。「二人になっ
そして、ゆっくりと振り向き、男子を睨んだ。その目から発せられる禍々しいオーラを目の当たりにした男子は、体の底から湧き出る恐怖に動けなくなり、失禁してしまった。「俺、男にも近寄ってほしくないんだよね……キモいから。それでも近寄ってくるの? なぁ……?」 ユウマの冷たい声に、男子は震えながら答えた。「い、いえ……勘弁してください……もう、近寄り……ません」 ユウマは、震えながら言葉を絞り出す男子に、さらに追い打ちをかけるように笑みを浮かべた。「つぎ、近寄ってきたら……どうしようかなー? そっちの彼女をもらっちゃおうかな?」 その言葉に、アヤが慌ててユウマに抱きついた。「……ユウマくん……だめっ!」「アハハ、冗談だよ。いらないって言ったじゃん。地獄ってやつを見せてやるよ……本物の……」 ユウマの冷たい声に、男子は顔面蒼白になり、ただただ後ずさりした。「……いや、もう……ちかよらねーって……」 ユウマはアヤを連れ、その場を立ち去った。二人の後ろ姿が見えなくなると、その場に残された三人は重い沈黙を破ることができなかった。 倒れたままの彼氏に、彼氏持ちの友人が呆れたように声をかけた。「ね……あんた強いって言ってたよね? 弱いじゃん。漏らしてるし……」 その言葉に、男子は震えながらも反論した。「バカかお前……あいつ、次元がちげーよ……お前だって俺が試合出てるの見てるだろ。そこで優勝してるのも見ただろ? そんな俺が遊ばれてたんだぞ?」 その言葉を聞いて、も